研究成果の発表 -農業農村工学会(旧:農業土木学会)-

■平成20年度農業農村工学会大会講演会(3課題)
    開催日 平成20年8月26日〜29日
■平成18年度農業土木学会大会講演会(2課題)
    開催日 平成18年8月8日〜10日
■平成16年度農業土木学会大会講演会(1課題)
    開催日 平成16年9月7日〜9日
■平成15年度農業土木学会大会講演会(3課題)
    開催日 平成15年7月8日〜10日

★農業土木学会北海道支部 第5回支部賞受賞
★農業土木学会北海道支部 第3回支部賞受賞
■第58回農業農村工学会北海道支部研究発表会(2課題)
    開催日 平成21年10月28日
■第56回農業農村工学会北海道支部研究発表会(1課題)
    開催日 平成19年10月30日
■第55回農業土木学会北海道支部研究発表会(1課題)
    開催日 平成18年10月25日
■第54回農業土木学会北海道支部研究発表会(1課題)
    開催日 平成17年9月29日
■第53回農業土木学会北海道支部研究発表会(1課題)
    開催日 平成16年10月27日
■第52回農業土木学会北海道支部研究発表会(1課題)
    開催日 平成15年9月30日
■第51回農業土木学会北海道支部研究発表会(3課題)
    開催日 平成14年9月11日

■平成20年度農業農村工学会大会講演会 (開催日 平成20年8月26日〜29日)

RTK−GPS測位技術による圃場の整地均平化システムの開発

○藤森 新作 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]
  若杉 晃介 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]
  岸 恵純  [(株)ニコン・トリンブル]
  広田 健一 [(株)ニコン・トリンブル]
  田辺 義男 [スガノ農機(株)]
  黎 文    [スガノ農機(株)]
  南部 雄二 [(財)北海道農業近代化技術研究センター]
【講演概要】
 RTK-GPS測位技術を活用した圃場整備及び営農における整地・均平技術を開発し、省力・軽労化の実現と整備コストの大幅削減を目的に、制御システム(ソフトウエア・ハードウエア)の検証、実用化のための課題とその対応を検討した。既存技術のレーザーレベラーと比較してGPSレベラーの作業時間は水準測量で-80%、整地均平作業で-30%の削減となった。
■平成20年度農業農村工学会大会講演会 (開催日 平成20年8月26日〜29日)

IT技術を活用した草地整備の新たな指標と手法の検討

○南部 雄二 [財団法人 北海道農業近代化技術研究センター]
  小林 義広 [北海道農政部]
  宮崎 泰弘 [北海道農政部]
  野口 伸  [北海道大学]
  柏木 淳一 [北海道大学]
  丸山 健次 [財団法人 北海道農業開発公社]
【講演概要】
 IT技術を活用して北海道の草地を対象に、新たな指標値の設定と整備手法を検討している。GPSとIMUの利用により、現況地形把握、トラクタの振動・走行性評価、収量と圃場傾斜形状の評価、しゅう曲修正計画、土壌改良資材の可変散布の制御を行った。指標の検討として作業の快適性を評価しマップ化すると、不快となる領域としゅう曲修正区域が合致した。また、雑草の混入割合と地形の曲率では良好な相関性(決定係数=0.814)を得た。
■平成20年度農業農村工学会大会講演会 (開催日 平成20年8月26日〜29日)

木くず混入による黒ボク土の硬度・保水性変化のモデリング

○戸部 岳志 [(財)北海道農業近代化技術研究センター]
  菅田 麻由実 [東日本高速道路(株)]
  藤井 克己 [岩手大学農学部]
  飯山 一平 [岩手大学農学部]
【講演概要】
 本研究は畑への未利用バイオマスの有効活用を目的とした。木くずを黒ボク土へ混入させて供試体を作成し実験を行い、木くずの混入が硬度と保水性に与える影響をモデル化することを検討した。測定した木くず混入土の硬度変化を、木くず混入率および気相増加率を変数とした相対弾性式で再現した。また、混入土における木くずの保水性を水分特性曲線の形状変化と間隙径分布で表し、混入に伴い増加した木くずの水分の所在を推測した。
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■平成18年度農業土木学会大会講演会 (開催日 平成18年8月8日〜10日)
北海道の畑酪混合地域における有機性資源の循環利用モデルの事例検討
(独)土木研究所寒地土木研究所
(財)北海道農業近代化技術研究センター
(株)ズコーシャ
○大深正徳 秀島好昭 中村和正
  南部雄二
  保井聖一
【講演の概要】
 北海道の畑酪混合地域における有機性資源の循環利用実態を,窒素フロー図から把握した。2地域をモデルケースとした。また,資源化施設の導入等によって循環利用が促進した場合を想定し,その窒素フロー図の変化から循環利用促進が環境等へもたらす効果を考察した。有機性資源の循環利用促進は,農地の窒素蓄積,溶脱を抑制し,環境への負荷軽減に繋がり,また,地域のエネルギーの需給構造に改善を促すことが示唆された。
■平成18年度農業土木学会大会講演会 (開催日 平成18年8月8日〜10日)
北海道における畑地灌漑の現状と課題
(財)北海道農業近代化技術研究センター
専修大学北海道短期大学
○南部雄二
  山上重吉
【講演の概要】
 北海道後志支庁管内の共和地域は、5月から7月の降水量が200o程度と少なく、また保水性に乏しい土壌条件ではあるが、スイカ・メロン栽培の導入により、生産性の高い農業が展開されている。これまで多大な労力を要していた灌水作業は、土地改良事業による基幹水利施設や圃場灌水施設などの整備により省力化された。地域営農の安定化に大きく寄与している畑地灌漑施設の整備内容、地域の水利用の実態と評価について報告する。
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■平成16年度農業土木学会大会講演会 (開催日 平成16年9月7日〜9日)
排水不良畑における暗渠排水の有効性に関する検討
(財)北海道農業近代化技術研究センター
北海道大学大学院農学研究科
○高木優次
  柏木淳一 長谷川周一
【講演の概要】
 排水不良草地において暗渠による排水効果について検討した。その原因は暗渠管を敷設した直下に不透水層が存在するためである。現地測定データから、降雨後の暗渠による排水は暗渠管敷設ラインの近傍(1m程度)に限定されており、暗渠から最も離れた(5m)中央部の作土の通気性は根の呼吸阻害を解消できる程度まで回復していなかった。そして観測期間の半分程度も排水不良状態にあることが認められた。また、降雨後の土壌水分量の測定結果では浅層の排水は暗渠との位置関係が不明瞭であり、微地形変化が影響しているものと推察された。
 今後、調査ほ場草地における高品質、高収量を目指すうえで、土壌に対応した配線間隔の検討や補助暗渠の施工、経済性の検証が課題となる。
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■平成15年度農業土木学会大会講演会 (開催日 平成15年7月8日〜10日)
粒状物質における熱伝導率と比抵抗値の変化
(財)北海道農業近代化技術研究センター
帯広畜産大学
○山崎祐樹
  土谷富士夫 辻 修 宗岡寿美
【講演の概要】
 土中の水分および熱移動の研究は、土の凍結が生じる寒冷少雪地帯では、農業の生産性を向上させるうえで必要不可欠な分野のひとつである。特に、土中の温度分布状況を把握するために、熱伝導率が重要な因子となっている。ここでは、液相における伝導性の効果を明らかにするため、未凍結条件における粒状物質の熱伝導率測定値と電気比抵抗値との比較検討とともに、熱伝導率推定のJohansen法の適応性について検討した結果を報告する。
■平成15年度農業土木学会大会講演会 (開催日 平成15年7月8日〜10日)
モデル圃場調査に基づく北海道の畑地灌漑の分析(2)
−土壌の水分特性に対応した適正灌水量の設定−
(財)北海道農業近代化技術研究センター
専修大学北海道短期大学
北海道立中央農業試験場
北海道農政部
○小林英徳 南部雄二
  山上重吉
  竹内晴信
  杉本信行
【講演の概要】
 北海道農政部では、地域の栽培作物、気象条件や土壌条件と営農形態に適合した畑地灌漑技術を確立し、地域に普及させることを目的として「畑地かんがい推進モデルほ場設置事業」を実施してきた。今回は、2001年までに実証調査を完了した4地区の土壌調査結果と土壌水分ポテンシャルの測定結果から、各モデル地区の土壌水分特性に適応した適正灌水量について報告する。
■平成15年度農業土木学会大会講演会 (開催日 平成15年7月8日〜10日)
共和地域における畑地灌漑(2)−ハウス栽培における灌漑特性−
(財)北海道農業近代化技術研究センター
専修大学北海道短期大学
北海道開発局
○南部雄二
  山上重吉
  近藤晴義 清水拓郎
【講演の概要】
北海道後志支庁管内の共和地域では、畑地灌漑施設の整備により、スイカ・メロンの安定的な栽培が行われている。地域内のスイカ・メロン栽培ハウスで得られた調査データから、適正灌水量、日消費水量を検討した。その結果、土壌条件や生育ステージに対応した適正な灌水が実施されていると評価される。また、ペンマン法による日消費水量の算定には、地域に分布する土壌の水分特性を考慮する必要性が示唆された。
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★農業土木学会北海道支部 第5回支部賞受賞
   平成18年10月25日に開催された、第55回農業土木学会北海道支部研究発表会において、当財団職員を含めた研究グループが第5回支部賞を受賞いたしました。
 支部賞は、農業土木学会北海道支部設立50周年を記念し、5年前に創設されたものです。 今回は、2課題が選考されました。
 受賞の対象となったのは、平成17年度に開催された第55回農業土木学会北海道支部研究発表会で発表した、「バイオマス資源循環利用診断モデルを用いた畑作酪農地帯における窒素循環の評価に関する研究」(財団法人北海道農業近代化技術研究センター 南部雄二・高木優次、独立行政法人土木研究所寒地土木研究所 大深正徳氏・秀島好昭氏)です。
 今回の業績は、関係機関の皆様方のご指導はもとより、携わってこられた皆様とともに受賞の喜びを共有するとともに、ここに御礼申し上げます。
【受賞対象者】
  南部雄二 (財団法人北海道農業近代化技術研究センター)
  高木優次 (財団法人北海道農業近代化技術研究センター)
  大深正徳 氏 (独立行政法人土木研究所寒地土木研究所)
  秀島好昭 氏 (独立行政法人土木研究所寒地土木研究所)
【研究業績】
 「バイオマス資源循環利用診断モデルを用いた畑作酪農地帯における窒素循環の評価に関する研究」
【選考理由】
 近年、バイオマスの有効利用による循環型社食の構築が求められている。特に、農村地域では、分散する有機性資源の活用・未利用資源の有効利用等による環境保全型農業の推進と環境負荷の軽減が重要となっている。本研究は、2つの農村地域で発生する有機性資源の物質量をもとに、それらに含まれる窒素量を推定し、実態把握と改善策を検討したものである。
 実際に循環系を構成していくには多くの課題があるが、耕畜連携、産業間の連携などによる資源循環型社会の構築に役立つものであることを評価する。
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★農業土木学会北海道支部 第3回支部賞受賞
 平成16年10月27日に開催された、第53回農業土木学会北海道支部研究発表会において、当財団職員を含めた研究グループが第3回支部賞を受賞いたしました。
 支部賞は、農業土木学会北海道支部設立50周年を記念し、3年前に創設されたものです。
 今回の業績は、関係機関の皆様方のご指導はもとより、現地調査の連携体制、モデル農家の皆様方のご協力の成果であり、携わってこられた皆様とともに受賞の喜びを共有するとともに、ここに御礼申し上げます。
 なお、第3回支部賞は、中村和正氏(独立行政法人 北海道開発土木研究所)−研究業績「草地酪農地帯の緩衝帯に関する研究」、農林地流域における出水期の水質汚濁負荷流出に関する研究グループ(鵜木啓二氏・岡澤宏氏・山本忠男氏・井上京氏・長澤徹明氏)−研究業績「少雪寒冷な酪農流域における融雪融凍期の水質水文環境の解明」と合わせて3件の受賞となりました。
【受賞対象者】
 北海道の畑地潅漑の分析に関する研究グループ
【研究業績】
 「モデル圃場調査に基づく北海道の畑地潅漑の分析」
【共同研究者】
  小林英徳 (財団法人 北海道農業近代化技術研究センター)
  南部雄二 (財団法人 北海道農業近代化技術研究センター)
  竹内晴信 氏(北海道立中央農業試験場)
  杉本信行 氏(北海道農政部)
  吉江勝彦 氏(北海道農政部)
  山上重吉 氏(専修大学北海道短期大学)
【選考理由】
 北海道においても畑地灌漑施設が段階的に整備されてきているが,圃場レベルの灌水は農家の営農努力で実施されている場合が多い。本研究グループは,地域の栽培作物,気象条件や土壌条件と営農形態に適合した畑地潅漑技術の確立を目指し,道内4地区のモデル圃場を対象に,灌水の実態と土壌水分ポテンシャルの関係,土壌水分の充足状況と作物収量の関係を解析している。今後,畑地灌漑が導入されていく地域の灌水技術の確立と,その普及に大きく貢献するもので,その業績を高く評価する。
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■第58回農業農村工学学会北海道支部研究発表会 (開催日 平成21年10月28日)
火山灰客土(粗粒火山灰土)施工畑の機能保全 (1)
〜 低速心土破砕による排水改良の考え方 〜
北海道網走支庁東部耕地出張所
(財)北海道農業近代化技術研究センター
北海道大学大学院農学研究院
  西野敏朗・遠藤拓也・中村友典
○南部雄二・高木優次

  相馬尅之
【講演の概要】
 網走支庁管内東部地域の圃場は、作土の土性改良・間隙組成の改良を目的とした粗粒火山灰土客土を実施している。施工直後の裸地条件下では、秋期の降雨、春期の融雪水による土壌流亡が発生する場合がある。また、起伏圃場の窪地に発生する停滞水は湿害の原因となる。このような土壌流亡、湿害の抑制のために、客土工事後の排水機能を保全するための低速心土破砕効果と営農作業の対応手法を確認するための試験圃場を設定した。
■第58回農業農村工学学会北海道支部研究発表会 (開催日 平成21年10月28日)
農業水利の影響下にある石狩川河跡湖の水環境
北海道大学大学院農学院
北海道大学大学院農学研究院
(財)北海道農業近代化技術研究センター
      空知支庁産業振興部調整課
○織田明季哉
  山本 忠男・長澤 徹明
  高木優次
  森嶋節男
【講演の概要】
 石狩川には河跡湖が多く存在し,農業用水源や排水の受け皿,循環潅漑の中間貯留池など,農業において重要な役割を担っている。また,農業利用面の他にも生態系の保護や親水のレクレーションの場として認識され,多面的機能を有する地域資源としても位置づけられる。しかし,河跡湖は様々な外部作用の影響を受けやすく,その影響は湖沼の水環境に反映する。そのため,農業流域においては,周辺地域の土地利用・営農・水管理の状況が水環境に大きく影響し,水質悪化は水辺の生態系の破壊を招き,さらには農業利用面においても悪影響を及ぼす。とくに,農業水利システムの再編が進められる現在,従来の水利用状況が変化すると予測される。しかし,その変化が湖沼の水環境にどのような影響を及ぼすか不明であり,場合によっては貴重な地域資源としての価値を損なうことが危倶される。
 そこで、本研究では今後の農業水利再編による河跡湖の水環境の変化を検討するために,基礎となる水質・水文データを把握し,河跡湖の水環境を評価することを目的とした。
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■第56回農業農村工学学会北海道支部研究発表会 (開催日 平成19年10月30日)
輪換畑の地下灌漑技術の確立と普及 (2)
〜地下灌漑による地下水位制御と土壌水分〜
北海道渡島支庁産業振興部農村振興課
北海道空知支庁東部耕地出張所
(財)北海道農業近代化技術研究センター
  野中康次
  田村知史
○山崎祐樹 高木優次 南部雄二
【講演の概要】
 空知支庁管内北村地域と渡島支庁管内大野地域において、集中管理孔を利用した地下灌漑試験を行った。両地域とも透水性に劣る粘質土が分布していることから、横浸透を促進させるための籾殻充填補助暗渠と漏水対策として遮水シートを施工した。その結果、吸水渠渠間部においても地下水位上昇の均一性と作土層への水分供給を確認することができた。今後、地下潅漑の適用条件や対応策・効率的な実施手法についての検討を進める。
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■第55回農業土木学会北海道支部研究発表会 (開催日 平成18年10月25日)
輪換畑の地下灌漑技術の確立と普及 (1)
〜集中管理孔を利用した地下灌漑技術の概要〜
北海道農政部農地整備課
北海道空知支庁東部耕地出張所
北海土地改良区
(財)北海道農業近代化技術研究センター
  稲葉健司
  阿部 浩  伊藤隆之
  花山一典
○高木優次 南部雄二 山崎祐樹
【講演の概要】
 美唄・北村地域における集中管理孔を利用した地下灌漑の試験を行った。その結果、泥炭土である美唄地域の圃場は、地下水位が吸水渠渠間部においても20〜30p程度まで均一に上昇し、深さ15pまで水分が供給された。一方、粘質土である北村地域の圃場は、直上部と渠間部の地下水位上昇に差がみられ、均一な水分供給は確認できなかった。また、地下水位の上昇は、水位調整型水閘による制御が可能であることが確認された。
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■第54回農業土木学会北海道支部研究発表会 (開催日 平成17年9月29日)
バイオマス資源循環利用診断モデルを用いた
畑作酪農地帯における窒素循環の評価
(財)北海道農業近代化技術研究センター
(独)北海道開発土木研究所
○南部雄二 高木優次
  大深正徳 秀島好昭
【講演の概要】
 バイオマス資源循環利用診断モデルを用いて、畑作と畜産経営が混在する2地域(Y町・S町)を対象に、窒素フローを作成し実態把握と改善策を検討した。インプットで割合の大きいものは、「系外食料飼料敷料」と「化学肥料」で、それぞれ34〜37%を占めた。アウトプットは、「系外出荷」が半数を占め、「溶脱」が12〜16%となった。廃棄される窒素の活用と農地への適正施用を想定し改善すると、インプット量と蓄積量が減少した。
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■第53回農業土木学会北海道支部研究発表会 (開催日 平成16年10月27日)
畑地かんがい実証モデル試験における作物増収効果
北海道立中央農業試験場
(財)北海道農業近代化技術研究センター
北海道農政部
○竹内晴信
  小林英徳
  吉江勝彦
【講演の概要】
 北海道で行われた畑地灌漑モデル試験における作物収量性を整理した。無灌水区との比較による灌水区の増収効果は,増収率は10%程度で比蚊的効果の高いものとして,コムギ,バレイショ,ニンジン,アズキ,タマネギ,キャベツ,ハクサイが挙げられた。増収率が5%以下で効果の低いのは,テンサイ,スイートコーン,ユリ根であった。これら効果の違いは,低収圃場での収量底上げ効果,および生育期間と乾燥時期の整合が影響し,灌水回数,灌水量量は影響しないと思われた。
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■第52回農業土木学会北海道支部研究発表会 (開催日 平成15年9月30日)
モデル圃場調査に基づく北海道の畑地灌漑の分析(3)
−灌水による土壌水分の充足状況と作物収量の関係−
(財)北海道農業近代化技術研究センター
北海道立中央農業試験場
北海道農政部
専修大学北海道短期大学
○小林英徳 南部雄二
  竹内晴信
  吉江勝彦
  山上重吉
【講演の概要】
 2001年までに調査を完了した北海道内の畑地灌漑実証試験圃場4地区の調査データの分析結果から、灌水は降雨と同等の量であっても、その強度や均等性の違いにより有効土層内において消費された水分量の充足状況は異なることが明確となった。また、消費された水分量の充足率が灌水より高まっても、必ずしも収量が増加しない場合があり、作物の生育ステージに応じた適切な水分管理の重要性が示唆された。
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■第51回農業土木学会北海道支部研究発表会 (開催日 平成14年9月11日)
モデルほ場調査に基づく北海道内の畑地灌漑の分析(1)
−灌水の実態と土壌水分ポテンシャルの関係−
(財)北海道農業近代化技術研究センター
専修大学北海道短期大学
北海道立中央農業試験場
北海道農政部
○小林英徳 南部雄二
  山上重吉
  竹内晴信
  杉本信行
【講演の概要】
 
北海道農政部では、地域の栽培作物、気象条件や土壌条件と営農形態に適合した畑地灌漑技術を確立し、地域に普及させることを目的として「畑地かんがい推進モデルほ場設置事業」を実施してきた。今回は、2001年までに実証調査を完了した4地区の調査データをもとに、各地区の灌水の実態やほ場の乾燥度合いなどの基礎的な分析結果と適切な灌水にむけての課題点を検討した。
■第51回農業土木学会北海道支部研究発表会 (開催日 平成14年9月11日)
ほ場整備事業における反転均平工法の確立に向けて(2)
−工法の確立と普及にむけた施工試験と手引書の作成−
(財)北海道農業近代化技術研究センター
(独)北海道開発土木研究所
北海道空知支庁北部耕地出張所
深川土地改良区
○南部雄二 山崎祐樹
  藤森新作
  大崎里志 瀧本和生
  佐々木新一
【講演の概要】
 平成10年度から、北海道空知支庁北部耕地出張所管内において、ほ場整備事業(大区画化)のコスト縮減を図るため、新工法として開発した「反転均平工法」の確立に向けた施工試験及び試験施工を実施してきた。今回は、これまでに実施した工法確立に向けた施工試験の結果、及び施工水田の耕作農家の評価、工法普及に当たり作成した手引書の概要について報告する。
■第51回農業土木学会北海道支部研究発表会 (開催日 平成14年9月11日)
土壌の有機物含有量が熱伝導率に及ぼす影響
(財)北海道農業近代化技術研究センター
帯広畜産大学
○山崎祐樹
  土谷富士夫 辻 修 宗岡寿美
【講演の概要】
 土壌中の水分および熱移動の研究において、土壌の熱伝導率が重要な因子となっている。この研究では、有機物含有量による熱伝導率の変化を実測すると共に、Johansenモデルによる土壌熱伝導率推定式の適応性について検証した。その結果、有機物含有量の増加に伴って熱伝導率が低下する傾向がみられた。また、推定式は高有機質の土壌には必ずしも有効でなかったが、計算因子の検討により推定は可能になるものと考えられる。
■第51回農業土木学会北海道支部研究発表会 (開催日 平成14年9月11日)
用水路への土砂の流入量経時変化と水深方向の濃度分布
(財)北海道農業近代化技術研究センター
(独)北海道開発土木研究所
北海道開発局札幌開発建設部
  半澤幸博
○長谷川和彦 中村和正 秀島 好昭
  横沢 伸二
【講演の概要】
 石狩川から取水する水田用水の幹線用水路において、流入土砂量増大による障害の対策検討のため、水源河川の水質及び幹線用水路の流下土砂量を調査した。用水路水深区間内での浮遊砂濃度は水路底付近で高い分布形状を示した。また、浮遊土砂量の水深方向の分布実測値は、Lane−Kalinskeの式による計算値に近いが、水面付近では実測値の方が、水路底付近では計算値の方が大きかった。用水路への日流入砂量は大きな変動を有していた。
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