水・土診断室のご案内 〜水質分析と結果の利用〜
水質分析室
ガスクロマトグラフ質量分析計
(揮発性有機化合物)

水質環境の改善
 当財団では、石狩川水系の北空知地域における河川の水質分析結果(公共用水域の水質測定結果:北海道環境生活部)と当財団独自の水質調査結果を併せた水質環境データベースを構築し、水稲栽培用水(河川、ため池等)の安全性について把握しており、データの経時的変化の把握と長期的なモニタリングが可能となっています。


◎各調査地点の季節的変化
 BOD(生物化学的酸素要求量):水中の有機性物質を微生物が分解するのに必要とされる酸素の量
BOD(生物化学的酸素要求量)の測定結果
  ※基準値は河川類型B型(3r/g以下)
@ 伊納大橋では非かんがい期でBOD値が大きくなる傾向があり、基準値を超過する場合があります。
A 納内橋では、伊納大橋より基準値を超過する回数は減っていますが、BOD値が大きくなる時期の傾向は同じと考えられます。
B 雨竜橋では、すべての期間において基準値を満足しますが、BOD値が大きくなる時期の傾向は、他の2地点と逆で、かんがい期に大きくなる傾向があります。
網かけはかんがい期    


◎地図上でみるBOD測定結果
 当財団では、水質環境データベースと地図情報システムを連動させた水質診断位置システムを構築し、農業用水と農業排水を把握し、情報発信を行っていきます。
BODの測定結果マップ
  ※1地点のみ基準値を超過しています。(3r/g以下)
水質システム パソコン画面



原子吸光光度計
(カドミウム・鉛など)