第54回 農業土木学会北海道支部研究発表会での研究発表

 平成17年9月29日に開催された、第54回農業土木学会北海道支部研究発表会で、調査研究業務の成果を報告いたしました。当財団からは、以下の課題の発表を行いました。
 

バイオマス資源循環利用診断モデルを用いた
畑作酪農地帯における窒素循環の評価

(財)北海道農業近代化技術研究センター 
(独)北海道開発土木研究所 
 ○南部 雄二   高木 優次
   大深 正コ   秀島 好昭

【講演の概要】
バイオマス資源循環利用診断モデルを用いて、畑作と畜産経営が混在する2地域(Y町・S町)を対象に、窒素フローを作成し実態把握と改善策を検討した。インプットで割合の大きいものは、「系外食料飼料敷料」と「化学肥料」で、それぞれ34〜37%を占めた。アウトプットは、「系外出荷」が半数を占め、「溶脱」が12〜16%となった。廃棄される窒素の活用と農地への適正施用を想定し改善すると、インプット量と蓄積量が減少した。