北海道高度情報化農業研究会セミナーでの研究発表
 平成17年12月15日に札幌市(KKRホテル札幌)で開催された、北海道高度情報化農業研究会セミナーで、当財団から1課題の発表を行いました。
 

熱画像を利用したほ場排水不良区域の推定手法の開発事例

(財)北海道農業近代化技術研究センター
   南部 雄二
【講演の概要】
 近年、リモートセンシングによる農地の土壌水分推定手法の研究開発が進められている。これまでは、人工衛星や航空測量レーザなどに近赤外画像による土壌水分の推定が行われてきた。一方、熱画像は、人工衛星画像や定点に設置されたサーモトレーサによって取得されたデータをもとに解析が行われている。
 今回の事例は、産業用無人ヘリコプタにサーモトレーサを搭載し、ほ場単位で撮影した画像データから表面の水分状態を推定するもので、同一ほ場内、隣接するほ場間の水分状態を把握するのに有効な手法である。






【センシング画像の例】