平成28年度 農業・農村環境保全事業 【 水質分析 】
1.事業概要
安全・安心な農業の基本となる農業用水の水質の保全管理を図るため、深川市周辺5ヶ所・雨竜川3ヶ所計8か所で、水質環境調査を5月・7月に実施。また、6月・8月は、主要地点4ヶ所と、水質環境が基準値を超えた地点において、水質環境調査を実施した。2.調査地点
@雨竜川鷹泊橋、A雨竜川筑紫橋、B雨竜川江竜橋(石狩川合流前)、C深川幹線用水路取水口、D深川幹線用水路末端、E赤川幹線排水路末端、F石狩川江竜橋(雨竜川合流前)、G妹背牛町二区の地下水の8ヶ所である。(地点番号との照合:図1参照)なお、主要地点とは、石狩川の上・下流のCとF、雨竜川の上・下流の@とBである。
3.調査項目
(1)生活環境保全に係る環境基準項目、農業(水稲)用水水質基準項目、及び地下水の水質汚濁に係る環境基準項目等より水質分析7項目@pH(水素イオン濃度)
ASS(浮遊物質量)
B全窒素
C硝酸態窒素
D亜硝酸態窒素
Eアンモニア態窒素
F全リン
(2)河川の人の健康の保護に関する環境基準項目及び、工場排水基準項目等より水質分析7項目
@カドミウム
A鉛
Bひ素
C六価クロム
D総水銀
E揮発性有機化合物ベンゼン
F揮発性有機化合物トルエン
4.調査結果:巻末資料に掲載
(1)生活環境保全に係る等水質分析7項目「SS・全窒素・全リン」が、5月に基準値を超過した。6月以降の追跡調査の結果、8月は降雨の影響で雨竜川上流(鷹泊橋)及び雨竜川下流(江竜橋)のSSが基準値を超過したが、おおむね基準値に収まる結果となった。超過したSSは、9月に追跡調査を行なった結果、基準値内に収まった。
(2)河川の人の健康の保護に関する等水質分析7項目
重金属等有害物質は、4回の調査の結果すべて基準値以内であった。
C深川幹線用水路取水口 採水風景 | 図1 調査地点模式図 |
【 巻末資料 】
(1)生活環境保全に係る環境基準項目、農業(水稲)用水水質基準項目、及び地下水の水質汚濁に係る環境基準項目等より水質分析7項目(2)河川の人の健康の保護に関する環境基準項目及び、工場排水基準項目等より水質分析7項目