研究発表等の受賞
平成26年度 北海道農業土木協会表彰事業“優秀賞”を受賞 |
■優秀賞 川建雅穂 氏・熊谷滋 氏・南部雄二 氏・高木優次 氏 課題名:「畑地帯における地下探査技術を活用した区画整理の設計 〜草地整備の障害物除去。畑地帯の区画整理への応用〜 」 |
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十勝総合振興局管内には石磯が点在するほ揚が多くみられ、営農上の支障となっている。 そのため石磯除去工事が実施されているが、実際の石磯分布は不均一で、あることから従来の調査計画手法では効率性や経済性に課題があった。すなわち、除磯工事実施対象地区では農家への聞き取りとほ場内代表地点(1ヘクタールあたり3点)での掘削による含磯量調査で工事内容を決定しているが、かならずしも実情を反映するものではなく限界があった。 本事案は、GPSと地下探査技術を活用することでほ場内の石磯状況(含磯率や分布状況)を効率的に評価したものである。ほ場内の石磯状況を把握することにより、計画時のストーンクラッシャー施工面積を縮小させたり、含磯率の判定によってレーキドーザの運用を調整することにつながった 提案技術が石磯除去工事の効率化や工法選択にいかされ、コスト縮減が図られたことは高く評価できる。 また石磯除去を必要とするほ場に農作業や作物生育の障害となる窪地が併存する場合、排出礫を窪地に運びほ場の起伏修正に活用することでコストの縮減に有効であることを実証した点も評価に値する。 以上の事由により、本事案の内容は、農業農村整備事業に関する調査検討の取り組みとして高く評価されることから、農業土木協会賞「優秀賞Jにふさわしい業績と認められた。 |
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