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当財団の公益事業の中でも重要な位置付けにあります”地域活性化推進事業”も、昭和44年に始まり今年で42回目を迎えることができました。 今年度は「日本一の北空知米をめざして」と題し、講演会を開催いたしました。 今回も多数の方にご来場いただき、誠にありがとうございました。 |
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【開催概要 】 ■テーマ 「日本一の北空知米をめざして」 開催日:平成20年11月25日(火)午後1時30分〜
会 場:深川市生きがい文化センター(深川市西町3番15号)
入場者数:約220名■趣 旨 当財団では公益事業の一環として、農村地域に居住する方々を対象に、農業や食に関わる講演会やシンポジウムの開催、および文化活動の開催等、地域が発展していくための糧となることを目的に「地域活性化推進事業」を実施しております。 今年は「日本一の北空知米をめざして」をテーマとして、農業者、関係機関はもとより地域の方々とともに学ぶ機会として企画しました。 |
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■講演 「深川における安全で美味しい米づくりの戦略」 深川市米穀集荷施設運営委員会委員長・深川環境ISO農業推進委員会委員長 鶴岡 恵司 |
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深川市の米づくりは、恵まれた自然(気象・土壌)条件を背景に、道内で最も安定した良質米の産地として評価を得てきたが、平成14年に発表された北海道米ガイドラインランキングでは、最高位「7ランク」中「5ランク」に位置付けされていた。 深川市内の米生産者が一丸となって、北海道米ガイドライン「7ランク」奪取を目標に低蛋白米生産に取組んできた結果、平成18年には目標であるガイドライン「7ランク」を獲得することが出来た。この間の取組経過と、平成19年に建設された深川マイナリーを核として今後取組んでいく「安全で美味しい米作り戦略」について報告する。 |
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■講演 「ゆめぴりか(上育453)の栽培特性と北海道米の品種開発状況」」 北海道上川農業試験場 主任研究員 沼尾 吉則 |
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平成20年新品種となった「ゆめぴりか」は、平成21年に道内全域で作付けが開始される。「ゆめぴりか」は出穂が中生の早であり、「おぼろづき」「ほしのゆめ」より収量性が高く食味も極めてよい品種であるため期待も大きい。 ここでは「ゆめぴりか」の栽培上の特性について、また、北海道良食味品種開発のこれまでの経過、現在の品種開発状況、有望系統、将来の品種展望について解説する。 ※講演資料はこちら |
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■講演 「美味しさ日本一の北空知米生産をめざす農家・関係機関の覚悟と生産環境」 農学博士 坂本 宣崇 |
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「美味しさ日本一の北空知米の目標は魚沼産コシヒカリ」である。夢のようなこの計画は、@超良食味品種、A生産者の技術とこころざし、Bきた空知の生産環境(気象と土壌)、C関係機関の連携と的確な支援、を生かすことができた時に達成可能である。これらの内容と戦略について述べる。 この計画の究極の目的は、高い価格と収益の確保であり、@商品の品質の安定度、低たんぱく米栽培技術の更なる工夫、Aロット確保や商品のPRを含む販売力が重要であり、前者を担うのは稲作農家、後者は各単協、北空知地域のJA連合、土地改良区や自治体ぐるみの地域支援である。 目標達成にむけ両者が連携し「日本一の努力」をする覚悟が極めて重要である。 ※講演内容はこちら ※講演資料はこちら |
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<地域活性化推進事業>
・第32回(平成10年度) |
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財団法人 北海道農業近代化技術研究センター |